災害時「ビタミン」不足に注意!備蓄しておくべき非常食
9月は「防災月間」。
ここ数年は地震や豪雨など大規模災害が各地で起こり
いつどこでなにがあるかわからない状況。
いざというときのために、防災を意識して
しっかりと準備しておきたいですね。
その準備のひとつが非常食の備蓄です。
今回はお子さまがいらっしゃるご家庭で特に気を付けたい
【災害時のビタミン不足と備蓄】についてご紹介します。
■災害時はビタミンが不足しがち
大規模災害時、避難所での食事はパンやおにぎりなど炭水化物ばかりになりがち。
東日本大震災時にもビタミンの摂取量が大幅に不足していたとのこと。
野菜不足からビタミン、ミネラル、食物繊維などの
栄養素が摂れず、便秘や口内炎などに悩んだという声もあるようです。
ビタミン不足は免疫力の低下などにもつながるため、
災害時にも注意しておきたいポイントです。
主食類はもちろんですが、必要な栄養素をある程度
摂ることができる非常食を準備しておくことも重要です。
■どんなものをストックしておく?
備蓄用のレトルト食品などでも、工夫すれば
ある程度栄養バランスの取れた食事が叶います。
✓主菜:タンパク質を補う
・肉や魚、豆などの缶詰
・カレーや丼、パスタソースなどのレトルト食品
・ごはんものなどのフリーズドライ食品
✓副菜:ビタミン・ミネラル・食物繊維を補う
・梅干しや漬物、日持ちする根菜類など
・コーン缶など野菜の缶詰
・乾燥わかめ、のり、ひじきなどの乾物
・インスタントみそ汁、スープ
✓主食:炭水化物などエネルギー源を補う
・無洗米、パックご飯
・乾パン、缶詰パン
・カップ麺、乾麺、即席麺
✓+α:ビタミン・ミネラルを補う
・フルーツの缶詰
・ドライフルーツ
・フルーツジュース
日ごろからも使えるものを多めに準備して日常生活で使いながら、
消費した分を足していく「ローリングストック」を意識すると
無駄がなく、非常食が常に備蓄されている状態を保てます。
■お子さまがいるご家庭はココを意識!
お子さまがいるご家庭は、
・普段使い慣れたふりかけ
・食べ慣れたおかずやごはん
・子どもが好きなお菓子
なども+αで用意しておくと◎!
常温保存可能で温めずにそのまま食べられるミートボールやハンバーグ、
長期保存が可能な「ビスコ」の保存用缶など、
さまざまなものが展開されているのでいろいろ検索してみてくださいね。
また、いざというときに食べられない…なんてことがあっても困るので、
日ごろから非常食を子どもと一緒に試食して
好きなものを見つけておくことも大切です。
ここまで、「災害時のビタミン不足と備蓄」についてご紹介しました。
防災月間の9月、いざというときのために家族で非常食を見直してみませんか。