給食が始まる前に…偏食解消のコツ
新学期シーズン、お子さまの心配事のひとつが偏食や小食…
給食が始まるお子さまもいらっしゃるなか、
なるべく食べられるものを増やしてあげたいですよね。
そこで今回は【偏食解消のコツ】をテーマにご紹介します。
ポイントを意識して、少しずつでも食べられるものを増やしていきましょう♪
◆2歳までにさまざまな味を経験することが大切!
2歳ごろになると自我が芽生え、徐々にイヤイヤ期が始まります。
食べ物の好みを主張するようになるのもこの時期。
2歳までに「うま味・塩味・酸味・甘味・苦み」の5つの味を
経験させてあげることが大切です。
薄味を意識するとともに、味付けせずに素材そのものの
味わいを経験させてあげることも必要です。
✓甘いものや味が濃すぎるものは味覚が鈍る原因になる
✓亜鉛が不足すると味覚障害になる原因になる
この2点に気を付けながら味覚を育んでいくことが、
偏食予防にもつながっていきますよ。
◆偏食対策のコツ~調理編~
味覚を育みたいし、栄養も摂らせたい。
でも、食べてくれない…とお悩みの方も多いですよね。
まずは偏食対策の上で押さえておきたい調理のコツをご紹介します。
▼やさいの食感や見た目が苦手…
✓細かく刻んで隠す!
偏食のお子さまはやさいの食感や見た目が苦手という場合も多々。
細かく刻んで他のものと混ぜてしまいましょう!
にんじんやタマネギ、ほうれん草を刻んでハンバーグやつくねにするのも◎
フードプロセッサーやブレンダーでさらに細かくするのもおすすめ!
✓やわらかく煮る
かたさや繊維質な感じが苦手というお子さまも多いので、
加熱時間を少し長めにしてやわらかく煮るのもコツのひとつ。
やさいを煮たスープは溶け出した栄養がたっぷりなので
お味噌汁などに活用しましょう!
▼ごはん自体をあまり食べてくれない…
おやつは食べるけど、ごはんを全然食べてくれないという場合もありますよね。
そんなときは、やさいをスイーツに変身!
にんじんやかぼちゃなど、甘味のあるやさいは蒸してペースト状にしてから
ホットケーキミックスなどに混ぜてパンケーキにしたり、
牛乳とたまごと混ぜてプリンにしたりしておやつとしてこっそり出してみましょう。
✓まぜご飯もおすすめ!
しらすや鮭、わかめなどなんでも入れられる混ぜご飯も◎
何種類か作ってラップでひと口大にコロッと丸めて
可愛らしい見た目にして出すのもおすすめですよ♪
◆偏食対策のコツ~環境編~
偏食対策には、環境を変えてみることも大切です。
ふとした時に、あれ、食べられてる!なんてこともあるので
いつもの食事と違うシーンを作ってみるのもおすすめ。
✓お友だちと一緒に食べる
✓一緒に買い物に行く・作ってみる
✓お気に入りのお皿を一緒に選んで使う
こういったことを試してみるのも◎
◆無理せず楽しくが一番大事!
なにをやっても食べない…というときは、一旦お休みするのもOKです。
無理をすると食事の時間がイヤなものになってしまいます。
市販のものに栄養が摂れる出汁や鉄分が摂れるグッズ、
栄養補助のおやつなどもありますので、
どんどん活用しちゃいましょう!
ひと口でも食べられたらたくさんほめてあげてくださいね♪
ここまで、「偏食対策のコツ」についてご紹介しました。
無理なく楽しく、できるところからチャレンジしてみてくださいね♪