幼児期の食事のポイント
食事は楽しい時間になっていますか?
一緒に居る大人たちがゆったりした気持ちで子供と接して、ゆったりした雰囲気で楽しく食事が出来るといいですね。
幼児期では食べる量や発育の状態にかなり個人差がありますが、主食(ご飯、パン、麺など)、主菜(肉、魚、卵、豆腐など)、副菜(野菜、海藻、キノコなど)が少量でも一応揃っていれば栄養のバランスとしては特に心配いりません。
とはいえ、3回の食事では十分な栄養をとりきれないお子様の場合は、食事の仲間としてさつま芋+牛乳や、果物+ヨーグルトなどで補ってあげましょう。菓子類や甘い飲料は食事に影響を与えてしまうのでなるべく控えましょう。
お子様はどのような食べ物が好きですか?
「甘み」や「旨味」のある物は、子供は本能的に好きな味です。お菓子やジュースのように甘くておいしいと分かると、子供は見ただけで欲しがるようになるものです。
野菜には「甘み」や「旨味」が少ないため、美味しく食べられるように調理が必要なのです。
ましてやお菓子でお腹が満たされていたら、野菜は食べてくれませんよね。
食べてほしい物は、しっかりお腹をすかせ、見た目や匂い、口当たり、柔らかさなど工夫して、無理強いはせずにまず大人が美味しそうに食べて見せてあげましょう。
今回は人参を油で炒めることで豊富に含まれているβカロテン(ビタミンA)が効率よく吸収され、具材にツナと卵を使うことでたんぱく質も揃って栄養バランスの良い1品をご紹介いたします。
お子様むけに薄味にしていますので、大人用に物足りない場合はめんつゆか醤油を足してください。
【◆材料〈作りやすい分量〉】
・人参・・・・・・・・・・中2本(300g程度)
・ごま油・・・・・・・・・小さじ1
・卵・・・・・・・・・・・1個
・ツナ缶・・・・・・・・・小1缶
・濃厚めんつゆ・・・・・・小さじ2
・ゴマ・・・・・・・・・・適宜
【作り方】
1.人参は洗って千切りにする。
2.フライパンにごま油を入れて①の人参を炒める。(柔らかくしたい場合は焦がさないようにしっかり炒める。)
3.人参がしんなりしたらツナ缶の油を軽く切って一緒に加え、めんつゆを入れて味を絡めたら、割って溶いた卵を加えて卵に火が通ってぱらぱらになったらゴマをふって出来上がり。
*人参を油で炒めることでβカロテン(ビタミンA)が効率良く吸収され、ツナと卵でたんぱく質も揃って栄養バランスの良い1品です。
*大人用は物足りない場合はめんつゆか醤油を足してください。